さよなら絶望先生　１５０回記念でも絶望した！

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そういえば、コミケ会場で「児ポ法」による創作物の規制への反対署名がおこなわれており、私も署名させていただきました。
実際、「児ポ法」規制による効果は分からないのですが、“２次元の児童ポルノを見たことによって犯罪をする人”よりも、“２次元の児童ポルノを見たことによって犯罪に手を染めていない人”の方が圧倒的に多いと思うのです。
１人の犯罪者を生み出さないために１０００人の犯罪者を生み出す、そういう規制だと。
もちろん規制による効果がどうなるかなんて分からないのであくまで私の想像です。政府がきちんと調査をして、しっかりプラスの効果があると証明していただければ反対はしませんよ。まぁでも、日本より規制が激しい国のほとんどは日本より犯罪率高いんですけどね。（苦笑
そして何よりも最大の問題としては、児ポなのかどうか判断する基準があいまい過ぎること。まずこのままだと多くの漫画が規制の対象になり、多くの国民が捕まる可能性があります。麻生さんもアウトです。

あ、ちなみに私が反対するのはあくまで２次元の創作物に対する規制であり、３次元への児ポ法規制はむしろしっかりやっていただきたいと思っています。

っとと、ずいぶんと真面目（？）な話が長くなってしまいましたが、署名をした時に頂いた署名用のチラシにこんな文章が。

児ポ法がもたらす未来に・・・とりあえず　絶望した！！

でかでかと書かれた「絶望した！！」の文字。
絶望した！　こんなところでも使われていて絶望した！


さて、そんなわけですっかり有名となった「さよなら絶望先生」。
先日には「このマンガがすごい!2008」では書ききれなかった補完的位置づけの「このマンガがすごい！　SIDE-B」が発売されました。



表紙からも分かるでしょうが、巻頭で「さよなら絶望先生」が３０ページ以上にもわたっての大特集。貴重なマガジンでのカラーページも再掲されているので、マガジンを捨ててしまったという方にもお勧めです。
久米田先生へのインタビューでは、改蔵の連載終了からマガジンへ移籍などの話や、相変わらずサンデー問題の件だとかもあります。
それと、当初は１８ページで載るはずだった「さよなら絶望先生」が１２ページになったことで、ラブコメからギャグに路線変更だとかそんな話なども。その中でも個人的におもしろかったのはこの質問ですね。

――このスタイル（羅列ネタ、コマぶち抜いての立ちキャラ）が誕生したのはどういったきっかけからでしょう？ だいたい僕の場合は後ろ向きの理由から出来上がることが多いんですよ。「ギャグマンガで、読み切りで、ページ数が少ない」という条件が先にあると、どうしても表現方法は限られるじゃないですか。 「ネタがあっても入りきらない」とか。そうしたら入らない部分を入れるために箇条書きで羅列する方法を作りましたし、キャラを無理矢理タテに入れるのも、コマが足りないからなんです。コマをちゃんと割ると半ページとか使ってしまうので、コマの上にキャラをのせるんですよ。だから、意図してやっているというより、仕方なくそうなった部分が大きいですね。

たしかに小ネタとかって扱いずらいのですよね。そのため絶望先生の１ページでの情報量はすごいものとなっています。
単行本での書き下ろしも大量です。読むのがすごく楽しくて時間泥棒です。それなのに売上は多くないし、１５０回記念でもカラーじゃない。

さて、そんなわけ（？）で、前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、今週の「さよなら絶望先生」は１５０回記念なのに報われぬのわかっている努力に絶望するお話。

８万部以上売り上げた「ネギま！」に大きく水を開けられるのわかっているのに出さざるを得ない絶望先生OADや、ヤフオクでいつも大変なことになっているテニミュのチケットが余ってることなんて無いのに会場前でチケット募集。そして万世橋君は結婚できないのわかっていてもアニメキャラに貢ぎまくっていました。



風子と結婚したいですか。わかります。


さて、今回はどうせ載らないからという話でこのあとは倫のサービス（？）ショットやら下ネタやら危ないネタやらラブコメ（しかも続編もの）で加賀ちゃん大活躍だったりなどいつにもましてフリーダムだったわけですが、何よりも今回は登場キャラのだらけた姿が最高でした。

個人的にツボだったのは奈美ちゃん。だらけるとフツーに美人です。
芽留ちゃんはだらけるとよつばと！の風香みたいなセンスのTシャツな上にアンティークな電話になっています。
しかし、そんな２人や他のキャラと比べても明らかにレベルが違うだらけ方のキャラがいました。あびるです。



包帯を巻くのを忘れるなんて・・・うっかりさんってレベルじゃねーぞ！



あとは某国の女スパイがだらしなかったりしたのが芸が細かい・・・。そしてニャロメ。。。

※この記事の画像は、「さよなら絶望先生」（久米田康治・講談社）から引用しています。引用物の著作権は作者・出版社等にございます。