さて、3巻連続のOADが終了し、26巻は低価格な限定版、そして27巻から4巻連続でOAD2期が発売されるネギま!。
個人的に気になるのは、OADの製作期間なのか単行本の発売ペースが落ちており、雑誌と単行本にかなりのスパンが開いてきていること。今週のネギま!とか27巻終盤くらいの話ですものね。
ということで久し振りにネギま!感想。
生ける伝説ジャック・ラカンに勝つために高密度な修行と数々の切り札を用意したネギは、いよいよラカンに勝負を挑みます。試合開始直前に、ネギは
パクティオーカードを出してアーティファクトを使用するという驚愕の展開に始まり、試合が開始。
テオドラとの仮契約にて誕生したアーティファクトは、ネギの持つミニステル・マギのアーティファクトを使用することができる能力で、魔法無力化効果のある明日菜の
ハマノツルギを使いラカンの気弾とアーティファクを封じることに成功。
しかし、それだけではもちろん常識外れのラカンの攻撃を完全に防ぐことはできないのですが、あえてネギはラカンに接近戦を挑むのでした。もちろん秘策を用意しており、闇の魔法で「千の雷」を取り込み、「雷天大壮」という武装で雷の速度を得てラカンを圧倒します。ラカンのでたらめなパワーも
当たらなければどうということはないわけでありまして、ネギの計算通り事が進み、ラカンを
ダウンさせたのでした。
しかし、そう思ったのも束の間。ラカンは何事もなかったかのように立ち上がり
高笑い。そして雷状態になった直後のネギにパンチを直撃させ、その後も雷状態のネギを完全に捕捉して攻撃をしつづけ、今度は逆にネギをダウン寸前に追い込みます。
なんでも、ラカンいわくいくら技自体が早くても技の初動や思考速度は早くなっていないこと、ラカンが雷の落ちる場所を予測できること、ご丁寧に先行放電が出ていること等の要因でネギを捕捉して対処することができるそうです。まぁもちろん、そんなことができるのは最強の傭兵ジャック・ラカンなどのわずかな者のみでしょうがね。
そんな「雷天大壮」の弱点を指摘した後、ラカンは
「エターナル・ネギ・フィーバー」でネギを攻撃。ネギはそれ自体はアーティファクトで防げたものの、続くラカンの攻撃は防ぐことができず、完全にダウンしてしまうのでした。
ラカンにバカにされたこともありなんとか立ち上がったネギでしたが、相方のコタローともども満身創痍。しかし、ラカンがネギたちを未だに侮っているという状況にまだ勝機を見出そうとします。
何やら策を残しているネギは、コタローに43秒の足止めを頼みます。
コタローは獣化した状態&ハマノツルギで十分化け物クラスのカゲタロウの動きを封じ、さらに羅完に対しても十分な足止めをします。普通にあのラカンとカゲタロウ相手に単独で40秒も持たせるというのは十分凄いと思います。そもそもコタローってネギと比べて修行の量が結構少ないと思うのですが、それでもこの強さって・・・。
そしてなんとか約束の時間を守りきったコタローはダウン。対してネギはなんか
ドン・観音寺みたいなポーズで戦いの準備をしているのでした。
そのポーズの秘密はなんと
両手それぞれで「千の雷」を取り込むという、あのラカンをも驚かせた「雷天大壮」を倍加させた技。その名も・・・

「雷天大壮2」!!
えっと、髪の毛も若干伸びていたり、なんかバチバチ言っていたり、本当に某世界的有名で今年アニメが放送開始20周年で復活したバトル漫画の
アレのような状態です。そのうち3本でやったら「雷天大壮3」とかになって髪の毛が伸びて
眉毛がなくなったりするのでしょうか。凄く気になります。
それにより、先ほどまでの「雷天大壮」の弱点を解消し、いっきに畳みかけるネギ。しかし、不死身なラカンはいくら攻撃を食らっても
倒れません。やはり駄目なのか・・・と思いましたが、
ネギの切り札はまだ終わっていなかったのでした。今度は「千の雷」と「雷の投擲」の2つの呪文を融合させ、
「雷神槍『巨神ころし』」というとんでもない代物を作り上げるネギ。
ラカンがいくら不死身と言われていても、限界はある。その限界を超える力でならどうか、と考えるのでした。しかし、そんな巨大な魔法砲台のような様相と化したネギの今の状態では、最強のパワーを誇るラカンにまるで
撃ち落してと言っているようなもの。
「雷天大壮」の最大のポイントである
スピードを殺したかのような危険な大技で、しかもネギはラカンに力比べで勝つ自信でもあるのか「いきますよラカンさん」と挑発。
そして
もちろん喜んでと全力で挑むラカン。試合開始当初に力比べかと思ったら
そうじゃなかった、ということもありましたが今度こそ本当に力比べか!
攻撃した後に汗ダラダラでまくりのラカンさんがなんか可哀相だったので、これは良い演出! と興奮したのも束の間、なんと今度の力比べもネギの最後の切り札のための
誘導だったのでした。そしてネギの5つ目の切り札が登場。切り札は最後まで取っておくものだとはよく言いますが、3つも一気に出すとは用意周到と言うかがんばりすぎですw

即自敵弾吸収陣
そんなわけで5つ目の切り札である巨大な魔法陣を起動させ、ラカンの攻撃を止めたネギ。
ラカン相手に試合中にこんな魔法陣を書く
ネギの行動が凄すぎるというか、この魔法陣のデザインだったり名称だったりがカッコすぎるというか、なんだかめちゃくちゃ興奮しちゃうじゃないですか!
そして、攻撃を防いだネギは、そのままラカンの攻撃を闇の魔法で取り込み、ラカンの圧倒的パワーを得るのでした。
「雷神槍『巨神ころし』」というとんでも技をおとりに使うというなんとも
ぜいたく極まりない戦法に、もう驚きまくりです(w
ラカンを倒すにはラカンのパワーならどうだ、と正真正銘最後の攻撃に出たネギ。はたしてこの攻撃が決まるのか。ネギは勝つことができるのか。そして亜子達を解放することができるのか。あー、なんだこれ、
バトル漫画ってレベルじゃねーぞ!1話だってのに
密度濃すぎ。
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魔法先生ネギま! ネギの仮契約それにしても終盤になると普通に「ネギ」「コタロー」って呼んじゃってますね皆さん。この試合が終わったあと、はたして指名手配的な意味で大丈夫なのでしょうか。
そして高音・D・グッドマンさん
他(ちょ)もここにきての登場ですか。カゲタロウと高音さんの関係とかもあるのか微妙に気になるところなのですよ。
※この記事の画像は、「魔法先生ネギま!」(赤松健・講談社)から引用しています。引用物の著作権は作者・出版社等にございます。
2009年04月09日 魔法先生ネギま! トラックバック:0 コメント:0