ジャンプSQの6月号が発売されました。
表紙は「紅kure-nai」。
絵が非常に自分好みな上に、紫やら散鶴やらかわいい幼女が何かとツボに入ります。はい、変態です。
さて、テニスの王子様では、雑魚高校生(それでも日本代表だけど・・・)を一掃した中学生たちの合宿がいよいよ始まりました。
合宿では入れ替え戦が毎日何試合か行われ、それで勝てば上のコートに上がれることができます。
そして、その入れ替え戦に最初に選ばれた中学生は青学の桃城。対戦相手は亜久津ととても未成年同士とは思えない口喧嘩をしていた
鬼。果たしてどんな試合になるのでしょうか。
さて、桃城の過去の戦績を振り返ってみますと、関東大会では菊丸・河村・海堂などとダブルスを組んで全試合出場し、3勝1敗と
好成績を残しましたが、全国大会に行くと比嘉中戦は出場なし、氷帝戦は忍足に
心を閉ざされて負け、四天宝寺戦ではなんか
変な覆面かぶりながら戦って勝利、立海戦では越前を連れ戻しにヘリコプターで軽井沢に行っていたりとぶっちゃけ
まともな活躍がありません。全国大会だけでいえば
河村先輩よりお荷物な気配。
シングルスで勝利したのは
都大会決勝でのラッキー千石との試合が最後というのはちょっと意外でした。
しかし、それでも全国大会優勝校のレギュラーであり、都大会からの総成績を見れば6勝2敗とチームに大きく貢献している有力選手には違いありません。そんな桃城が5番コートの
鬼と対戦なんです。
現状10番コート以下が全滅の高校生代表からすると鬼さんは大変中途半端な位置ではありますが、とても高校生には見えない威圧感のある選手。いきなり亜久津と場外乱闘しそうな空気にビリビリときましたが、今月のジャンプSQでは最初1ページ目から驚きの展開が待っていました。
なんと鬼のラケットがガットが縦横1本ずつの
計2本。

これだと回転を掛けにくい、真芯でとらえづらい、などの欠点がめちゃくちゃあるのですが、それすらも捨てての
一点集中のパワープレイで桃城のジャックナイフをジャックナイフで返す鬼さん(だよなぁ?利点をがんばって考えてみたのですが・・・)。そして桃城の手首を使い物にならなくしてしまいます。
なんでも鬼さんは何故か上位の選手との対戦がなく、下から上がってくる者をことごとくブチ落とすという、漫画の世界ではよくあるランクでは測れないキャラクター。そしてこういうキャラは良い感じに主人公側の噛ませ犬にされてしまうことが多いのですが、テニプリはその辺の予想もまったく通じません。
しょっぱなから手首を封じられて絶体絶命の桃城は、なんとか手首を使わずに腕で抱え込むかのようにラケットを持って試合を続けます。しかし、そんなのでは全く歯が立ちません。なんども吹っ飛ばされるラケットを必死に口でくわえたりして何度も立ち向かいます。

しかし、それでも結果は0-6の惨敗。
最後こそ、使い物にならないはずの手首からラケットを握ってジャックナイフをかますという曲者っぷりを見せて鬼の2本しかないガットを切りましたが、完全に実力の差を見せつけられました。
それでも鬼は桃城のことを認めて「・・・貴様 名前は?」と聞いていたのに答えを聞かぬまま試合前のことを思い出して「這い上がって来い 桃城武」とエールを送った訳ですが、これで他の高校生・中学生にどんな影響を与えることになるのか。。。
そして、入れ替え戦後は普通に合宿。
個人的に、AHAHAHAなリチャード坂田くんと、スーパーテニスの門脇君の存在を確認できたことが非常に大きな収穫となりました。

もう私のブログでしつこいくらい何度も何度も言っちゃってますが、こういうキャラ大好きなんで出してくれてありがとう許斐先生!
あと、下のコマでのフォーム練習に
跡部様が普通にいるのはなんか新鮮。俺様がキングだ!とか言ってるのに練習は真面目、オッケーイ!
(日吉も独特のフォームが決め手なのに何練習してるんだろう、とちょっと思ったり)
そして、そんな中学生たちの練習に、
メンタルコーチの斎藤が登場。
斉藤の指示で2人組を作ることになったのですが、作った後に
「負けた方は脱落」という非常に重いルールを付けくわえられて試合を始めることとなるのでした。
みんなてっきりダブルスの練習をするのかと思って、
仲の良いパートナーと組んだというのに、それがまさかどちらかを合宿から落としてしまうことになるとは。
何試合かは組み合わせが隠れてしまっていますが、50人25試合中19試合は確定しています。
個人的には、クラウz・・・蔵兎座VSリチャード坂田の試合や、
真田VS幸村、亜久津VS河村、金太郎VS千歳、
不二兄VS不二弟など気になる試合が目白押し。
蔵兎座さんとリチャード坂田さんは仲がいいのでしょうか。めちゃくちゃあり合わせ感がするのですが。リチャード坂田が柵に
磔にされないかが心配です。
仁王VS柳生では、仁王は幸村にイリュージョンでもするんじゃないかなぁ、あと隠れてて分からないけど、白石か小春が
石田銀師範と戦いそうなんでそれも非常に気になります。
まぁ、コーチが脱落と言ってはいますが、これで本当に負けた片方は脱落になるとは私は思っていません。
おそらく、負けた方は一見脱落されたようにこの合宿所を離れ、別の場所で練習をするんじゃないかな。そしてそのことを知らずに勝った方は仲が良い相棒を脱落させたことに悩んでいき、それが知らず知らずのうちに選手として強化されていくきっかけに・・・と
王道的なパターンを予想してはみましたが、なんてったってこのマンガは「新テニスの王子様」だからこういうのは無意味に近いんでしょうけど(苦笑
まさか本当に負けた方脱落とかあったり・・・なぁ。
そんなわけで来月も楽しみです。
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・鬼さんのラケットは本当に訳が分からない。。。やっぱ
ただのハンデなのでしょうか。ガット破られたら普通のラケット取り出して“本当の地獄はこれからだ”状態になるのでしょうか。
・仲間同士うちの展開は「あずみ」とかでもありますが、あれだとガチ殺しです。まさかテニプリではそんな事無いと思うのですが、100%否定できないところが恐ろしい。
・精神面といえば、幸村のテニスなんてもろ
精神攻撃なんで、それが将来もっといろんな選手に破られたりしちゃうのでしょうか。1番コートの幸村部長に似た何かの徳川対策にも有効になるのかな。
※この記事の画像は、「新テニスの王子様」(許斐剛・集英社)から引用しています。引用物の著作権は作者・出版社等にございます。
2009年05月02日 テニスの王子様 トラックバック:0 コメント:7